組み込みマイコン初歩の初歩 本文へジャンプ
開発環境(KNOPPIX)



KNOPPIX Edu(クノーピクス エデュ6)を用意しましょう (それだけ。)

KNOPPIX Edu

KNOPPIX Edu(クノーピクス エデュ)とは、独立行政法人産業技術総合研究所東北学院大学工学部株式会社アルファシステムズの三者で共同開発した、学習・教育用途向けのKNOPPIXです。




コンパイルからマイコンへの書込みまで


(1)ソースファイルの用意
ホームフォルダを開き tmp フォルダにテキストファイルを作成します。名前は test.c とします。
(フォルダは書込みが出来ればどこでもよいのですが、説明の都合上/home/knoppix/tmp フォルダにtest.c というファイルを作成します





(2)サンプルソフトの入力

#include <avr/io.h>

main()
{
DDRC=255;
PORTC=1;
}

以上をテキストエディタを使って入力します。



(3)コンパイル
ここからはコンソール上での操作になります。コンソールを起動します。
test.c があるフォルダに移動します。

tmp に test.c がある場合は
$ cd tmp
と入力してtmp フォルダに移動します。

コンパイルを行います。
$ avr-gcc -mmcu=atmega168 -o test.elf test.c
と入力するとコンパイルが行われます。
成功すると、 test.elf が作成されます。


(4)マイコンに書き込めるようにファイル変換を行います。
コンパイルと同様にコンソール上から
$ avr-objcopy -O ihex test.elf test.hex
と入力します。
無事に終了すると test.hex というファイルが作成されます。このファイルがマイコンに書き込むファイルになります。




(5)マイコンへ書き込み
AVRDUDE という書込みソフトを使用して、マイコンへ書き込みを行います。

マイコンボードとパソコンをRS−232Cケーブルで接続します。
ライタ基板のスイッチを書込み側(右側)に倒します。
マイコンボードの電源を投入します。




コンソール上から以下のように入力します。

$ avrdude -c avrsp -P /dev/ttyS0 -p m168 -U flash:w:test.hex:a






このようなメッセージが表示されたら書き込みOKです。


(6)動作確認
書き込み後、ライタ基板のスイッチを左側に倒します。

LEDが1個点灯すれば成功!